角パイプ08 : 厚肉角パイプ、薄肉角パイプ (テクノ・コラム)

投稿日:08.17.2010|カテゴリー:TechnoColumn|コメント・トラックバック:0件

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角パイプ07のハイテン材についての私見を述べましたが、厚肉角パイプや薄肉角管を作ることも難しいといえます。
一つには、設備の問題。
厚肉であれば、機械強度が必要です。
ロールギャップ(ロール位置)の調整をしようとしても、材料が厚肉の場合締め込むことができない場合があります。仮に締め込む事ができたと思っても、、被成形材にほとんど影響がない。機械(本体)が”しなった”だけで被成形材の寸法に変化が無いという経験をしか方も多いと思います。

一方、薄肉角パイプを作る時の難しさは、材料のスプリングバックと、それをコントロールする動作と機械精度といえます。もし現状設備を改造して、製造範囲を広げたい場合、細心の注意が必要です

厚肉及び薄肉の材料の難しさを融合したのがハイテン材の加工と感じたりしますが、一方、ハイテンは、難しさと共にシンプルさも備えています。それを実感されているのは プレス業者では無いでしょうか。

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