異形パイプ06 : 所望の形状・下 (テクノ・コラム)

投稿日:08.01.2011|カテゴリー:TechnoColumn|コメント・トラックバック:0件

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異形パイプを設計していて難しいと感じるのは、被成形材を思い通りにコントロールできないと感じる時です。
別の言い方をすれば、ロールでコントロールしなければならない形状・部位に直接ロールをあてられない時です。そんな時は、複数スタンドの上流側で如何に当接・コントロールするかがカギとなります。素直に申し上げれば、実際はどうなるか?希望の形状になるか?最後は作ってみなければわかりません!。出来上がるまで、不安で夜も眠れません。
しかし、それが今ではシミュレーションができる時代になりました!。
シミュレーションは、FEM解析、有限要素法と呼ばれる方法です。それを実現するうえで欠かせないのが、3Dモデル(3D-CAD)です。試行錯誤がPCの中でできるということは、試作回数が減るということ。更に、無形の資産ですがノウハウが社内に残っていくことがメリットとなります。試作まで分からないことが、事前にPCで分かるようになれば、注力する場所が変わり、従来より高い製品品質を生むと共に、新規立ち上げ時間が半分の単位で少なくなります。

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